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組み込みエンジニアはきついと言われる理由を実体験から考察します

組み込みエンジニアはきついと言われる理由を実体験から考察します 組み込み機器

仕事きついですか、正直…?

こうした悩みを解決します。

姫野秀徳

組み込みエンジニアとしてメーカー勤務10年。
第二種電工事士、基本情報技術者、Code.org認定教師。
microbitを用いた電子工作&プログラミング教室を開校。
組み込み開発の実際を発信するyoutube活動も行う。

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初めて触る物は誰だってきつい

組み込みエンジニアの仕事は最初きついです。

初めて見る回路図やソースコードは何日もかけて確認しなければ分からず、これは新人であれベテランであれ誰だってそうです。

なんでこんな設計したんだろ?と思うこともよくありますが、理解が深まるにつれ段々と分かってくるものです。

新入社員の時は「先輩ってすげー!」となりがちですけど、先輩は似たような製品開発をやってるから余裕なんであって、実はそんなに大したことなかったりします。

だから、初めてできついのは普通です。

私は専門外から組み込みエンジニアなったので、最初あまりのきつさに”びらん性胃炎”になって25歳で胃カメラしたことあります。
今にして思えばそんなにストレス抱える必要なかったのに、当時は若かった…笑

スケジュールの波がある

組み込み開発は開発スタート時点ではそんなにきつくないです。

発売に向けて形ができてきたくらいからレビューや評価試験、バグ出しなどやることが多くなってきつくなってきます。

いきなり完成品を作るわけではなく、何発か試作品を作ってその度に修正しながら最終的な製品を目指していきます

下図のような感じで発売前評価試験で忙しさのピークを迎え、発売から次の製品開発着手まではとても穏やかな時間を過ごせますよ。

何度か製品開発を行っていく中で確実にキャリアアップしていきます。業務内容の詳細は下記事をどうぞ。

再現性低いバグを見つけたときがきつい

組み込みエンジニアは、スケジュールがある程度決まった中でこなさなければいけないので、暇を持て余すほど楽な仕事ではないです。

中でも原因不明のバグを抱えて納期が迫る時はきついです。

で、このバグが発売前の評価試験で見つかっちゃったりすると最悪なんですよね。

バグの再現性が低い場合、時間だけが過ぎ、周囲からプレッシャーを感じ始めると本当に焦ります。

組み込みエンジニアにはこうした精神的な疲労がつきまといます。

そして追い詰められるほど、解決したときのスッキリ感がたまらないです!

ホッとしたやら、理解できて面白いやらで、こういう日の帰宅後のお酒は最高に美味いですね笑

重欠点バグを抱えたまま製品リリースして大問題になったのを戒めとして別記事にまとめました..

まとめ

新人でもベテランでも組み込みエンジニアの仕事は最初きついです。

スケジュールの波があり、発売前が多忙できつい

原因不明のバグ究明に時間だけ過ぎていくときつい

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