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組み込みエンジニアは回路図やハードウェアの知識をつけるべきか解説します

プログラミングできるだけじゃダメ?

こうした悩みを解決します。

姫野秀徳

組み込みエンジニアとしてメーカー勤務10年。
第二種電工事士、基本情報技術者、Code.org認定教師。
microbitを用いた電子工作&プログラミング教室を開校。
組み込み開発の実際を発信するyoutube活動も行う。

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ハードウェア知識の習得は必須

組み込みエンジニアやってると、ハードウェアの知識も必要になります。

というか、そうならざるをえない環境にあります。信号を演算する人は特にそうですね。

動作不良が発生した場合、どこに原因があるか切り分けながら少しずつ探っていきます

本来来るはずの信号が検出されない場合、本当にきてないのかハード側の動きをオシロスコープやテスターで見てやる必要があります。

そしてハードウェアっぽいな、という気持ちになります。

けどまだハードウェア担当に見てもらうには早いんですよ、その信号波形を見ないと本当にハードウェアか分からないですし。

自分の目で見て、やっぱりおかしい、となって初めてハード屋さんに助けを求めます。

実際、ハードっぽいなーと思ってもソフト側の原因であることも多々あります。

ハードと思いきやソフトのバグだと気づく例

あれ?ここの出力から何も出てこない…
んー、これはハード担当の○○さんやらかしましたなあ。
けどまず自分で回路動作を確認しておこう。
この出力の直前にLPFがあって、前段はダイオードで半波整流してる、
整流する前の波形は、スイッチとして使ってるこのNch FETが…
ん!?FETのゲートにHiを与えてないから何も出てないのか?
デバッグしてこのI/O出力を確認して…あ、自分のミスだったー!

自分の書いたプログラムは問題ないはず、と思ってる人(=私)ほどこうした傾向にあるのではないでしょうか。

そして気づけば、はんだゴテと基板とオシロスコープが机に常に置かれてる状態になります笑

ハードウェアの開発者も、基板が届いたら動作確認が忙しいですからね、こちらでできることは最大限やっておかないと、信用できるエンジニアにはならないですね。

相手の仕事を少し理解できるだけで、仕事の進め方が全然変わってきますので、組み込みエンジニアはハードウェアの理解に貪欲になってよいでしょう。

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