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組み込みエンジニアの資格は第二種電気工事士と基本情報技術者

組み込み機器

組み込みエンジニアには何か資格が必要ですか

こうした疑問を解決します。

立プロ

新卒でメーカーに入り、10年間組み込みの現場で設計を行う。
今は個人事業主として自作の組み込み機器開発や、エージェント様に紹介いただき業務委託を行っています。
C,C#,JavaScript, Vue, PHP, VBA, GAS, Kotlinなど、扱う言語が増えゆく日々。

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実務でスキルアップを目指すのが順当

はじめに言っときますと、組み込みエンジニアのスキルアップは実務経験を積むのが一番効率良いです。

個人的には資格はいらないと思ってますし、今まで自分が資格の有無によって何か判断されたこともないです。

という前置きをしておきながらなんですが、自信をつけるためにも資格が欲しいという方向けにまとめてみました。

私の知る限り組み込み業界の人間で持っておいて損はない資格が第二種電気工事士と基本情報技術者の2つです。いずれも国家資格です。

第二種電気工事士

電気回路の基本を知るのに役立つ資格です。

インピーダンスの計算とか、直列・並列の合成抵抗の計算とかこれらの知識を持っておくと実際の組み込み開発でも役立ちます。

この資格は低圧の電気工事をするのに必須になっていて、電気工事をやっている皆さんはもれなくこの資格を持ってます。

なので第二種電気工事士の資格を取っていれば、組み込みを挫折した場合でも、電気工事士という新たな仕事の道がすぐに見つかります。

ちなみに現場監督までなるなら、電検3種も必要ですよ(これは電気工事士と比にならない高難度資格)。

実技が難しい

第二種電気工事士の試験には実技が含まれてるのがめんどくさいですね。1つの資格なのに2回受験会場に行かねばならない点で。

そしてこの実技試験が難しいんですよ。工具買って部材買って、何度も手動かして慣れないと受からないですね。

また、大きな会場でほとんどが工業高校の高校生。そこに若い社会人や女性もいて、中には可愛い女性もいるわけですよ。電気工事の現場に美女…何かいいですね!!(え

あと会場にいる若手の社会人は、電力会社や、それに紐付いてる保安協会、さらにその外注先になる工事部隊など、電気工事の会社関係のどれかが大半でしょうね。

第二種電気工事士実技試験に必要なものはこちら

自宅をIoT化できます

低圧の電気工事ができるということは、一般家屋の電気工事をやっても問題ないです(高圧を扱うことがない限りにおいては)。

なので組み込み開発でIoTを学んで、電気工事士の資格を持っておけば、自分の家をIoT化することもできちゃうわけです。

例えばトイレの電気を人感センサで自動ON/OFFするとか。

実用性もある資格なんでこれは取っといて損はないですね。

基本情報技術者

これはコンピュータ技術の基礎知識と情報処理能力を証明する資格です。

ハードウェアやソフトウェアの基本的な操作やトラブルシューティング、ネットワーク基礎、セキュリティの一定のレベルがあることが分かります。

この基本情報技術者の試験問題の中に選択式の難解な問題がいくつかあって、そのうちの1つがC言語です。

C言語を選択して基本情報を取ったといえば、ポインタに関する知識や使い方は理解してるんだなということがわかります

なので、これから組み込み開発を目指す人はC言語を選択して基本情報技術者を取ることをおすすめします。

いらないと思われる資格

  • エンベデッドシステムスペシャリスト試験
  • C言語プログラミング能力認定試験

そもそもマイナーな試験で認知度が低いですし、そこまでやるなら何かモノづくりしたほうがよいのでは…と思われる可能性有。

これは私見なので、異論はもちろんあると思います。ただこれらの話を業界で聞いたことないので…すみません。

あと、ITパスポートも不要です。簡単すぎて話にならないです。持ってても逆に言わない方が吉。

まとめ

組み込みエンジニアが取りたい資格は第二種電気工事士と基本情報技術者の2つ。

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