情報収集がてら行ってみるかー
ということで、第32回 Japan IT Week春に行ってきたのでまとめます。
大きく全体を振り返る
今回の主目的はIoTソリューション展、組み込み/エッジコンピューティング展になります。
組み込み系のブースは全体的に心地よい雰囲気。何か聞きたいことがあれば聞いてください的な感じが本当にいいですよね。
時間があってAIとかDXとかも見ましたが、どこ歩いてもスタッフやコンパニオンの圧が強くて見て回るのが面倒に感じてきてすぐギブアップ。
それはそれとして 組み込み系の展示に関して言うと、ネットワークへの接続を介して機器の監視や制御を行う事例が増えてきているなという感じを受けました。
既存製品のIoT化、 また単機能に絞ったIoT製品の開発、この流れはだいぶ長いこと続きそうな感じがします。
思い出に残ったブースを紹介
Leafony
チップワンストップさんのブースに出店されていたLeafonyです。
東京大学の桜井先生を中心に、企業と連携してマイコンボードの開発を行っており、1円玉程度の超小型化、また省電力駆動を実現しています。
単機能の基板(リーフという)を組み合わせてオリジナルのボードを簡単に作ることができます。
作っているものが 素晴らしいのはもちろんのこと、スタッフの皆さんに話を聞く中でこの活動に対する理念に何より感銘を受けました。
Leafonyを通じて日本のIoT開発を促進したいんだという熱い思いが強く伝わってきたんですね。
回路図やソースコード、 また基板データなど、作るにあたって必要なモノが全てオープンソースで公開されています。メーカーだったら絶対こんなことしないです、それをLeafonyはやっているということの意味ですよね。
最近は外国の商品が増えてきて 日本の組み込み開発はどんどん 廃れてきていると思ってます。そんな現状を打破するのがLeafonyだと思います。
チップワンストップさんで即売会やってたので、BasicKit2を購入してみました。
研究会も入りたいが、会社でないと。んー、今の立プロは個人事業なんですけど、会社にするか迷う…。
インターネットイニシアティブ
個人的には格安SIMというイメージのインターネットイニシアティブ(通称IIJ)。
農業IoTとして田んぼに水位センサを設置してリアルタイムに水位を監視できる展示がありました。
オプションをつけることで水位調整もしてくれるのでここまでできれば自動化できて楽ですよね。
立プロ(=私)も長野の田舎にあって、農業IoT絡みの案件を抱えてますが、まあ農家の皆さんはやらないだろうなというのが正直なところ。
値段とか機能とかの問題ではなくて、勘と経験があるので見て判断したい人が多いのです。
爽やかイケメン兄ちゃんが紹介してくれましたが、彼も田舎出身で実家が農家だそうで、農家の内情に詳しく、どうしたかというと自治体に働きかけたということなんですね。
国の補助金を活用して自治体が導入し興味のある農家さんにまず試してもらおうということで事業を進めているとのこと…頭良い!
静岡ではすでに2022年にIoTで水の管理を行ったお米ができたそうで、いただきました。ありがとうございます、嬉しいです。
私の住んでいる町役場にIIJさんの取り組みを言って導入検討してもらう…難しいだろうなあ。田舎には田舎特有の事情が多すぎる。
まとめ
既存製品のネットワーク接続が急拡大中
組み込み開発だけ出来ても今後は厳しい、クラウドやデータベースなど勉強の幅を拡げる必要有
LeafonyやIIJに出会えてよかった
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