
組み込み業界ってもうオワコンなんですか?
こうした悩みを解決します。

結論としては「オワコンなわけないじゃん、もっと業界を見ろ!」です。
組み込み開発は外注され始めている
組み込み開発がオワコンと言われる理由は、外注が流行してきているからです。
それも国内の下請けではなく、賃金の安い海外にオフショア開発として開発を丸投げするのです。

国内でやることと言えば開発するための仕様書作成と評価試験くらいです
電子部品の乗る基板は、中国とか東南アジアに指示書出すだけで現物が届く状況がすでに構築できています。
ソフトの外注も時間の問題ではありますが、少しずつ増えてきている状況なのは間違いないです。
特に新たに製品開発をはじめるベンチャーがオフショアを利用する傾向にあります。
自社開発メーカーは元々開発したソースコードがあるので、外注せず内部でやれると思います。
というかメーカーは確実に内部でやり続けるでしょう。ソースコードが流出すると模倣品が作られるので。
最近はマイコンの中身の情報を抜き取られないよう外部からのアクセス検知でデータをまっさらにしたり、そもそも物理的にモールド(樹脂で固める)して触れないようにしたりして対応する必要があります。

模倣対策は本当に大変なので、勘弁してほしいです…
話はそれましたが、ベンチャーなど新規の開発は海外に委託できますが、自社開発企業は内製化のままという状況です。
だから組み込みエンジニアはオワコンではないです!
ベンチャーばかり見ていると新たに組み込みエンジニアとして働くのはオワコンだよね、という話の流れになるかと思います。
メーカーではどうやって仕事を進めているのか⇒現場がわかる組込みソフトウェア開発
外注は課題が多い
オフショアで安く作ってもらえるなら、国内の組み込みエンジニア不要じゃんと思われるかもしれませんが、現状はまだそこまで言いきれません。
なぜならオフショア開発はちゃんとしたところと組まないとトラブルになるからです。
・納期に間に合わない
・要求した性能が出ない
・コミュニケーションがうまく取れず、関係が悪化する
実際こうしたトラブルに発展しているケースは少なくないです。
特に国際規格に準拠させるのが難しい、静電気でだいたいはまるんです。ある程度実務経験のある人がいないと高品質なものはできないです。
最悪の場合、委託先がつぶれるなどして逃げられることもあるので、まだオフショア開発に乗り切れない企業もあります。

少しずつ増えていくとしても、まだまだ時間がかかるかなあという感じですね。
なので、これから組み込みエンジニアを目指すという人は臆せず、組み込みエンジニアとして現場経験を積んでほしいと思います。
ベテラン組み込みエンジニアは英語勉強すれば引く手あまた!
上述の通り、オフショア開発はトラブルに巻き込まれやすいので現地の人たちと円滑にコミュニケーションが取れて組み込み知識のある人材は需要あります。
現地で部長もしくは社長としての待遇となるので給料も跳ね上がります。
国内メーカーには、別会社としてオフショア開発拠点を設けて、開発を請け負っているところもあります。
現地とはZoomなどで都度ミーティングを行うことになりますが、それでもうまく進まないこともあるので、軌道修正しながら納期に間に合わせるのが仕事になります。
こうした状況から、外国語ができてソフトウェアの仕様書作れるくらいの知識ある組み込みエンジニアは需要が増えていくでしょう。

けど英語できないんだよなあ…英語のデータシートは問題ないんだけどね笑
という方もいるかもしれません。
そういう方にはスタディサプリEnglish ビジネス英語がオススメです。
現場で使える実践的な英語が身につきます。月額6000円くらいしますけど、最初の1週間は無料なので、無料期間中に使ってみて継続するか判断するとよいでしょう。
これを機にキャリアアップできると考えると、長い目で見てオトクだとは思います。
ビジネス英語 スタディサプリEnglish
まとめ
・組み込み開発がオワコンと言われる理由は、外注が流行してきているから
・オフショアで安く作ってもらえるなら、国内の組み込みエンジニア不要じゃんと思われるかもしれませんが、現状はまだそこまで言いきれません
・オフショア開発はトラブルに巻き込まれやすいので現地の言葉でコミュニケーションが取れて組み込み知識のある人材は需要あります
何にせよ、英語は大事になってきますので、開発スキルの次はスタディサプリEnglishで語学力高めましょう。
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