ふきのとうってどこに生えてるんだろう
いつ、どうやって採れるんだろう
オススメの調理方法ある?
こうした悩みを解決します。
2024年2月中旬、ふきのとう出始めてますよー!今年は暖冬で豊作になりそうな予感がします!
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ふきのとうとは?
ふきのとうはキク科の植物です。
地下茎を張りめぐらせており、そこからいくつも分岐してふきのとうが地面から顔を出します。
1つ見つかると周辺にもあると言われるのはそのためです。
1つだけ見つかって他に見つけられないこともありますが、1週間後にはふきのとうがいくつも出ていて違う景色のようになっていることがあります。
時期
ふきのとうは雪が解けた春先に出ます。
その年の気温によって出始める時期は変動しますが、多くの地域では3月に生えています。
標高が高くなるほど暖かくなるのも遅くなるため、スキー場があるくらいまで上れば5月でも採ることができます。
地面から出てくると一気に成長するので、こまめに観察しておきたいものです。
2023年は1月末に見かけましたが、その後2月頭に大雪があって、いったんストップ。それもあってか3月初旬から一斉に出てきました。なんだか苦みが少ないような…?豊作でしたが、一瞬で出終わった感じ。
例年になく寒かったからか、1月下旬に見かけて、3月末でもまだまだ採れそうな感じです。
→4月4日、気温上昇が大きく一気に育ちすぎ、今年の販売を終了。
3月7日(日)に初採取!
日に日に大粒のものを見かけるようになってきて3月下旬がとても良い状態でした。
4月初旬は伸びすぎたものを見かけることが多くなり、
4月中旬にはふきのとうは無くなり、ふきが群生するようになりました。
採れる場所
ふきのとうが出るのは日陰になりやすい水気を含んだ場所!
一言で言うと、これに尽きます。私たちが探す時に見るのは下記のような場所です。
湿り気を含んだ土
フキは日当たりがよくない湿っぽい場所が大好きです。
よく田んぼに出ると言いますが、さらに湿っぽい場所を狙うと見つけられる可能性が高いです。
土は粘土質に近いほど良いですね。一度雨が降れば水分を保持してくれます。
近くに水がある
ふきのとうは水気を含んだところに群生します。
このため川や用水路、池といった水がある場所の近くを探します。
時間によって日陰になりそうな場所
ずっと日当たりが良い場所には生えづらいです。
たとえば近くに大きな木があるとか、傾斜地になっているとか、時間が経つと日陰になる場所は出やすいです。
見分け方
他とは違う薄緑色を見つける
ふきのとうはキレイな薄緑色で、自然に生えていると他とは違う色合いなので分かりやすいです。
とはいえ、ふきのとう自体が小さいために葉っぱや枯れ草に隠れることも多く、足元を見ながら探し求めるのが良いでしょう。
傾斜地を下から見上げる
ふきのとうに限らず山菜はどれもそうですが、傾斜地では上から見下ろして探すのがとても難しいです。
下から見上げると見つけやすいです。
時期による変化
ふきのとうの出始めは上の写真のように花が開いておらず、丸っこいです。
これらは小粒ですが、しっかり詰まってて天ぷらにすると美味しいです!
食べる時は表面の色が変色した部分、はかま、というのでしょうか。
それを取り除いて使います、全体的にとってもキレイな色合いになります。
大粒になり花が開くと苦味が強くなってきます。
こうなると天ぷらよりフキ味噌にしたほうが美味しいです。
写真でもそうですが、花は比較的変色しやすく食べられるのか心配になりますが、異臭がしなければ問題なく食べることができます。
また注意点として、花が開くにつれ、中に虫が入っている割合も増えます。
調理前にはしばらく水に浸しておくとよいです。
これは伸び過ぎです、こうなると苦いし美味しくないです。
無理に採らずそのまま放置しておきましょう。
採り方
ふきのとうを採る時は、ふきのとうと茎との境目をつまんで、引っ張らずにひねって採ります。
茎も一緒にちぎったり、ひねる時に指を地面にこすって怪我したりしないよう注意が必要です。
茎が太いと力がいることもあって、ある程度大きいものは茎を少し露出させてからカッターで切るとキレイ、安全、手軽に採取できます。
有毒部の茎は取らない!
茎は毒が含んでいるので食べると危険です。
茎まで採れてしまったら切って土に返してあげましょう。
調理方法
ふきのとうは天ぷらやフキ味噌にするのが一般的です。
天ぷらはそのまま天ぷら粉つけて揚げる、フキ味噌はふきのとうを細かく刻んで油や味噌、みりん、砂糖を入れて料理します。
詳細やアレンジは数多くあるレシピサイトを参照してもらうとして、ふきのとうは花が開くほど苦味が出るので、状態によって向き不向きがあります。
つぼみの時は天ぷらで香りを楽しむ、花が開くとフキ味噌にして苦味をアクセントにすると良いです。
まとめ
・ふきのとうは湿り気を含んだ土のある場所に生えています
・引っ張らずひねって採ります
・開く前は天ぷら、開いたらふき味噌にするのがオススメ
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