頭に上がるのがリンゴです。
私達が住んでいる立科町でもリンゴは特産品です。
中でも五輪久保地区は絶品と地元でも有名で、近所の某メーカーの株主優待品に使われたこともあったそう。
本記事では、立科のりんごを紹介します!
サンふじ発祥の地
立科のりんごは主にサンふじです。
りんごを育てるとき、袋がけするのが一般的です。
袋がけすることで果実が病気になったり害虫被害にあったりすることを防ぐことができます。
しかし一方で、りんごが陽の光に当たりづらいため成長が妨げられる一面もありました。
そこで五輪久保地区のリンゴ農家さんたちはあえて袋がけせず、昼夜問わずリンゴの世話を行いながらリンゴにたくさんの陽の光を浴びさせることにしました。
その結果、りんごのもつ甘さを最大限に引き出すことに成功したのです。
だから立科のリンゴは甘くて美味しいのです!
この手法は今や全国的に展開され、袋がけせず育てたりんごは例えばサンふじやサンつがるのように、サン○○と呼ばれるようになりました。
ふじ
生産量1位です。11月から収穫が始まります。
食感がよく、甘みが果肉全体にいきわたっていてジューシーな品種です。
一般に日本のリンゴと言えばふじがイメージされますね。
蜜がのりやすい品種で、見た目に鮮やかです。
つがる
ふじに続く生産量2位の品種。
収穫時期は早く8月下旬になります。おそらく毎年はじめに市場に出回るリンゴはつがるです。
ふじと比べると小ぶりではありますが、甘さぎっしりで歯ごたえ十分です。
8月末にりんご園を訪問させていただいたところ、サンつがるはすでに出回っておりました!
つがる品種は蜜がそんなに入らないです。
ここで注意したいのが、蜜が多い=甘い、ではないということです。
リンゴの蜜が果糖に変化することで、人はリンゴを甘いと感じられるようになります。
けどつがる品種は断面を見なくてもおおよそ甘いかどうかの判断はつきます。
表面にワックスをかけたような光沢感があり、触れると少しベタつきを感じるようになると熟したと分かるのです。
買ったサンつがるをさっと眺めて触れてみて、一番よさそうだったのが写真のリンゴでした。
とっても甘くて美味しかったですよ!
シナノゴールド
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シナノスイート
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シナノリップ
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ぐんま名月
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あいかの香り
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紅玉
酸味と香りが特長の品種。
生食でも良いですが、主にお菓子作りに使われることが多いです。
アップルパイやタルトタタン、また簡単にジャムを作ることもできます。
ジャムはヨーグルトに入れるととっても美味しいです!
長野のリンゴが美味しい理由
長野県の気候がりんご栽培に適しているため、どれも美味しいです。
りんごが甘くなる条件として、
・冷涼な地域
・昼夜の寒暖差が大きい
・雨が少ない
・晴れが多い
ことが挙げられます。
立科町はこれらの条件に全てあてはまっており、リンゴ栽培に最適な土地です。
標高が高く山間部なので風が吹いて涼しいですし、昼夜で15℃くらい寒暖差があります。
また、晴天率が高く雨が少ないです、あまりに少ないので貯水池があるくらいです。
こうした環境で育つからこそ長野のリンゴは甘みたっぷり美味しくなります。
保存方法
りんごを保存する際は、水分が抜けないよう気をつけて保存します。
0℃〜5℃くらいで保存するのが最適だそうで、
保存場所としては冷蔵庫がオススメですが、容量に限りがありますし、
暖房で温かい部屋でなければ常温放置させても良いです。
りんごは1つずつ新聞紙にくるんで水分の蒸発を防ぐようにします。
その上でポリ袋に入れるとなお良いです。
水分の蒸発を防ぐほか、りんご自体がエチレンガス(=熟成を進める)を周囲に撒くので、
ポリ袋に入れておくことで冷蔵庫内の野菜を劣化させません。
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