
組み込みエンジニアがやめとけと言われるのはどうして?
こうした悩みを解決します。
はじめに
組み込み開発は家電や自動車などあらゆる産業の下支えです。
製品発売の時は毎回ワクワクするし、やりがいを感じられる良い仕事です。
知識・経験を身につけるほど開発は楽になり、市場では貴重な存在として重宝されることもしばしば
しかも比較的高給取りなので、長く向き合うにはよい業界です。

なぜやめとけって言われるの?
そう感じた方もいるでしょう。
本記事では、メーカーで10年間組み込みエンジニアとして勤務してきた私の実体験をふまえて、やめとけと言われる理由を解説します。

技術的に難しい
組込開発は難易度高めのC言語を使うことが多く、ハードウェアの知識も必要になります。
確かに他のエンジニアに比べて勉強する範囲が広いので難しいとは思います。
実際、私は新人の頃に組み込みが難しすぎて、熱が出たこともありましたし、2年くらい経って色々と分かるようになってきたという感じでした。
10年以上組み込みをやっていますけど、今でも初めて見る回路図やソースコードは難しいなと思いますよ。
けど開発経験が増えるにつれ開発の勘所が掴めるようになってコスパのよい仕事になります。
組み込みの現場を知りたい人向け⇒現場がわかる組込みソフトウェア開発
組込み業界がオワコン
組み込み業界はオワコンと言われることもありますけど、実際現場で働いていた人間からすると「オワコンなわけないやん!」です。
一部のスタートアップが外国にオフショア出してるのが流行り始めてるだけです。
既存メーカーは技術流出を防ぐためにも内製化を保つように今後もしますよ、間違いなく。
オワコンとか言っちゃう人はもっと業界のことを勉強したほうがいい。
組み込みエンジニアはオワコンなのに、製品開発は続けていくってどういうこと?
激務かどうかは業界への入り方次第
激務かどうかはどういう経緯で組み込みエンジニアになるかによります。
大きく分けて、①新卒でメーカーに入る、②スクールを卒業する、の2つがあります。
新卒でメーカーに入る
この入り方をした人は恵まれています。大手になればなるほどホワイトです。
私個人の話で言えば、ネットで隠れ優良企業と言われる会社に入り、会社員時代の残業は0時間でした。
30歳で年収600万円を超え、有給も毎年全部使って年間休日140日くらいあったので、待遇面でも悪くないと思います。
業務内容についても、新人のうちは簡単なところから携わらせてもらい、困った時には助けてくださる先輩方がたくさんいらっしゃるので環境にも恵まれています。
既存製品のソースコードが流用できるのも利点で、手堅くキャリアアップできます。
自社事情で製品発売スケジュールを決められるので、激務になる事は少ないです(と言っても余裕のある時間はほとんどない)。

けどそんなメーカーってどうやって見つければいいの?
そう思われた方もいらっしゃるでしょう。
そういうときはIT系に強いレバテックルーキーさんとかエージェントを使うとよいです。
実際私もM2の時にエージェントにお世話になり、二次募集枠で会社入れました、エージェントってすごい。
費用は無料なんで登録しておいて損無しです(あなたが採用されるとその会社がエージェントに費用を払う仕組みです)。
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スクールを卒業する
スクールを卒業すると提携先の企業や人材派遣会社を紹介されると思います。
しかし、この入り方をするときついです。安い給料で、厳しいスケジュール感。
毎回作るものがお客様都合なのでソースコードの流用も限定的。
客先がスタートアップであることが少なくないため、設計途中に仕様が変わりやすいのも難点。

組み込みエンジニアやめとけ、と言われるのはこのイメージによるものと思われます。
経験積んだら転職必至
スクール⇒人材派遣の入り方をした場合、実績を作ったら転職することをオススメします。
転職することによって労働環境を改善し、より快適な状態で開発業務に取り組めるようにするとよいです。
ただし、転職前に最低1つは製品発売までの実績を作っておくことです。これ大事です。
組込みの転職を扱うところは少なく、電気電子系特化のメイテックがオススメです。
メイテックは客先常駐のエンジニア派遣業を行っている会社です。派遣のない期間は会社の研修で学ぶことができるので(もちろん給料出ます)、組み込みを常に学ぶことのできる環境が手に入ります。
私の開発チームでもどうしても人が足りなくてメイテックさんに1人派遣を依頼したことがあります。
1か月当たり100万円程度の契約で何ヶ月か助けていただきましたが、ハードもソフトも分かるめちゃくちゃ優秀な方でした。
この時にメイテックの話も色々伺い、組み込みのキャリアアップにメイテック良いなあと感じました。
組み込みエンジニアになるには
上でも書きましたが、組み込みエンジニアは新卒でメーカーに入るか、プログラミングスクールで学んだ後に提携先に入社するかの2つが一般的です。
新卒でメーカーに入る
新卒でメーカーに入る場合、理系の大卒か院卒であることが前提条件になるかと思います。
私もそうでしたけど、だいたい卒業前って研究で時間なくて就活なんてやってる暇がなかったりしますよね。
できたとしても限りがあるので、レバテックルーキーさんとかエージェントを使うとよいです。
色々相談乗ってくれたり、やさしくヒアリングしてくれて自分の強みを教えてもらえたりします。
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自分が学生の時は、こういうのめんどくせっ…って感じてましたが、いざ働くとチームで何かしたという実績が大事と言われる理由がめちゃくちゃ分かるようになりました。
約1か月だから高度なことは学べませんけど、無料だし、チームで取組んだ実績作り(=就活のアピール用)になるんで、やっといて損はないです。
修了後に有料コースを勧められるとかもないので、個人的にはそこが高評価だったり笑
スクールを卒業する
スクールから組み込みエンジニアになるのは正直オススメできません…。
さきほど挙げたメイテックの他、最近はバルテスも伸びていて、そういうところに入って経験を積むのがよいかと思います。
まとめ
・やめとけと言われるのは派遣会社で酷使される事例があるから、メーカーだとホワイトでオススメ
よければアンケートにご協力ください!
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